EDMファンとして。

たまには日記みたいなものも。

先日、お台場で開催されたEDM系音楽フェスに友人と参加した。EDMは、「バカが聞く音楽」と揶揄され、「音楽ファン」の皆様からは軽蔑されることもままあるが、自分は嫌いではないし、むしろ傾倒している節もある。最近は別の種類の音楽がメインになっていたが、フェスが予想外に楽しいものだったのでまた色々と聞き始めるかもしれない。

フェス自体は非常に楽しいもので、自分も歌に乗せて手をあげたり飛び跳ねたりと存分に楽しんだ。ただ雨があまりに強く、湯船に飛び込むのと同じぐらい濡れてしまった。しかしむしろ雨によって会場の一体感は増していたようにも思う。腕時計とカバンに忍ばせていたヘミングウェイの『移動祝祭日』はお釈迦になってしまったが、それだけの価値はあったと思っている。

さてEDMは上述の通りなぜか軽蔑されやすい音楽である。それはより正確にいえば、聞く人の側に問題があるからだと思っている。フェスに参加してみて改めて感じたが、参加者のマナーはすこぶる悪い(これはご想像にお任せするが)。あの様ではEDMのイメージが悪くなるのも頷ける気がした。ただこれはEDM自体の性格でもあって、EDMは朝から優雅にコーヒーを飲みながら、その歌詞を噛み締めつつ耳を傾ける音楽では基本的になく(これは本当に色々あるので一概にはいえないが、そういったエレクトロ・ミュージックは少ない)、むしろ気持ちを盛り上げて飛び跳ねる、体を揺らすような音楽が多い。そういった曲調の音楽が好きではない人にとってみれば、昨今のEDMブームは面白くないものであろう。

しかしだからといって下に見るのは勘弁してほしいものである。先日ある黒人ミュージシャンのインタビュー動画を見る機会があって、以下のようなことを言っていた。自分にないものを持つ、自分がしないことをする人を下に見ようとする心の動きには時に抗えないこともあるが、音楽に限らず、大事にしたい姿勢だと思う。

 

Music is the one thing that I believe brings so much happiness to people. It does't matter the genre.This is why I hate when people start classifing each other based on music. They listen to and they say  "No,Don't listen to that. No, EDM is crap. No, this one is crap". For me, just music in general evokes feeling. I don't care what kind of music it is. If it evokes feeling, it is as good as the other.